経営者

自走する組織はどう生まれるのか─ 「理念」と「財務」から信頼を生む組織へ

自走する組織とは何か

前回は、「理念」と「財務」が結びつくことで、社員一人ひとりの意識や行動がどのように変化するのかについてお伝えしました。

「財務」を理解することで、社員は会社の利益構造や意思決定の背景が見えるようになり、さらに「理念」が自分ごととして腹落ちしていく過程で、行動に方向性が生まれます。

では、その変化が社員一人ひとりに起きたとき、組織全体はどのように変わるのでしょうか。

メンタルザイムが目指すのは「自走する組織」─「自分たちで考え、判断し、前に進める組織」です。しかしそれは、経営者が社員を放置していても勝手に動く組織、という意味ではありません。

経営者が社員としっかりと向き合い、「理念」と「財務」を共通言語として共有できれば、社員は「なぜ経営者がこの判断をするのか」「なぜこの仕事が必要なのか」を理解できるようになります。現場においても、目先ではない会社の「先」を見据えた判断ができるようになり、「言われたことをこなす社員」から「自ら考え判断する社員」へと変わります。「理念」と「財務」が共通の羅針盤となることで、組織全体が同じ方向へと動き始めるのです。

社員の意識が変わると、組織は変わる

こうした変化は、社員ひとりひとりの意識にも及びます。自分が生み出した利益がどのように会社を強くし、どのように自身の給与や仲間の幸せに反映されているのかを、誰もが正しく理解できるようになるからです。さらには人は自分の行動に意味を感じられると、成長への意欲も生まれてきます。

会社の理念と財務、そして仕事を通じて育まれた社員の意識(メンタリティ)がひとつにつながり、組織全体の文化―「マインド」として根付いた時、社員は自分の行動に本当の責任を持ち、「自走する組織」が機能するようになるのです。

メンタルザイムが目指す理想の会社

メンタルザイムが支援の先に思い描いている理想の会社。それは単に「数字が強くて潰れない会社」ではありません。

経営者と社員が共通の羅針盤を手にした会社は、一致団結し、同じ方向を目指すひとつのチームでもあります。経営者は未来を見据えながら社員の幸せのためにベストを尽くし、社員は自分の会社に誇りと信頼を持って、ともに前へ進んでいく。─そんな組織こそ、理想の会社だと言えるでしょう。